共働き主婦の味方「家事シェアリング」という考え方
【奥様のためになる話】
現代は、女性の社会進出もあって共働きの主婦は全体の60%もあります。最近は「育メンパパ」という言葉もありますが、実際はどうかというと奥さんがほとんど家事をやっているのが実情です。
ご主人が言うには「自分はかなり家事をやっていると思うけど・・・」
奥さんは「私も仕事しているのに、あなたがやっているって、ゴミ出ししかしてないじゃない!」家事をやっているという認識に、ご主人と奥さんにはズレがあります。
2017年の統計ですが、大和ハウスが「夫婦に家事負担率について」アンケート調査を行っています。
★妻の認識
1位 「夫1割:妻9割」(37.3%)
2位 「夫2割:妻8割」(22.3%)
3位 「妻10割」 (17.7%)
4位 「夫3割:妻7割」(11.3%)
★夫の認識
1位 「夫3割:妻7割」(27.0%)
2位 「夫2割:妻8割」(22.7%)
3位 「夫1割:妻9割}(19.0%)
4位 「夫5割:妻5割」(13.3%)
かなり夫と妻の認識には違いがありますよね?
ちなみに、夫が「妻10割」と答えたのは、妻(17.7%)に対して夫の(4.3%)しかありません。
★妻の家事負担の不満
(妻のイライラ)
妻のイライラ①「家事の負担の偏り」
9割の奥さんが「自分が7割の家事をしている」と答えたように
妻の側は不満を抱えているのです。
また、妻の不満は家事の量的なことだけではなく、ほとんどの家事を
奥さんがやっているにも関わらず、ご主人がほんの少し育児をすれば
「イクメンですね」「いいご主人ですね」と評価されることにも
不満を持っているのです。
妻のイライラ②「家事のポイントがズレている」
夫が家事をするのはいいですが、やるべきポイントがズレている
ことに不満を持っています。
例えば、風呂そうじに二時間かけてしまい、その他のやって欲しい場所が全然できていないので、結局、妻がやることになります。
また妻が経済的なやりくりをした料理のメニューがあったのにご主人がよかれと思って料理まで作ってしまうケースもあるのです。
このような家事のポイントのズレも妻の不満となっているのです。
妻のイライラ③「言わないとやらない」
休みの日に、家事も掃除も言えばやってくれるのですが、自分で
自発的にやって欲しい。細かいことから指示しないといけないので
疲れてしまうという不満もありました。
★夫の家事負担の不満
(夫のイライラ)
では、夫の不満はどんなものがでは、夫の不満はどんなものがあるのでしょう?
夫のイライラ①「出来栄えにケチをつける」
良かれと思ってやったのに、文句を言われ
出来栄えにケチをつけて、やり直しをさせられることあって
気持ちが嫌になってしまう。
夫のイライラ②「妻に疲れる」
仕事が終わって帰ったら、妻から家事を要求され、さらに疲れた。
急いでやらなくてもいい事を「まだやってないの?」と怒ってくる。
夫のイライラ③「どうすればいいか分からない」
それは違うと文句を言う。そもそも何をどうすればいいか?分からない
でも、やらないと動けと言われる。どうすればいいのか?
「家事シェアリング」という考え方
共働きの奥さんにとって同じように働いているし、あまりご主人に
強く要求しても反発されてしまいます。かといって、奥さんには
やることがたくさんあります。洗濯物を取り入れたら畳んでタンスに
収めることもしなくてはなりません。さらに子供の宿題も
見てあげることも必要です。
このように主婦はやることがたくさんです。それもしないで
ご主人はテレビやゲームに熱中して、笑い声が聞こえた時には
爆発しそうにもなってしまいます。
そんな時、ちょっとした工夫をしてみましょう!
企業では、働き方改革で「ワークシェアリング」というものがあります。
一人で全てをやるよりも、仕事をいくつかタスクに分けて、それぞれを
得意とする人材で分担して仕事の効率化を図るのです。
これを家事にも応用するということです。名付けて「家事シェアリング」です。
例えば、ゴミ出しにしても、様々な工程がありますよね?
各部屋のゴミを集めて、分別する作業で、プラゴミ、燃えるゴミ、燃えないゴミです。新聞は紐で縛る、空き缶は洗ってつぶす。ペットボトルはラベルを取ってキャップを外す、ペットボトルを洗って干す。
このようないくつかの工程に分かれます。
これを全部、一人でやるのでなく、タスクごとに分担にしてペットボトルの
ラベルだけはご主人がやっておいて、洗うのは奥さんがするという、分けて
しまうという「家事シェアリング」です。
★得意な分野で活躍する
会社では効率よく仕事をするために、得意分野にたけた人材を適切な作業を
担当します。同じように家事も、例えば、ご主人は食器洗い洗浄機に入れるのは
苦手で、奥さんは食器が重ならない入れ方に慣れているので、
これを得意分野で分担して、食器が洗い終わったものについては、ご主人が
取り出して食器棚に収めることをします。食器棚には高い所もあるので
ご主人がした方が、便利なこともあります。
「家事シェアリング」を上手くすれば。負担も大きくはありません。
家事を細かい工程に分けてみて、どの工程を担当するのかを
決めておくのです。
そして、これも人間関係なので、お互いがやったことに対しては
感謝をして「○○をしてくれてありがとう!」「本当に頼りになるわ、ありがとう!」
と言葉を掛け合って協力していくのです。
たとえ家事を通して衝突したとしても、夫婦関係の勉強としていくことが大切です。
間違いは教訓となるのです。心豊かな家庭を目指していきましょう。
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